当時は(今現在も)は生活系MMOが少なく、主立ったものと言えばUO位しかありません。
そんな中、登場したのがSTAR WARSをMMORPG化したStar Wars Galaxiesでした。

ここではSTAR WARS世界の一住人として生活していく事が出来ます。
選択型クラスで生産と戦闘職の半々を取ったり、戦闘特化したり生産特化していったりと…。

戦闘システムは未熟さが出ましたが、世界観の作り込みは良かったですし、生産用材料のリソースは一定周期でランダムに自動生成されるシステムを取っており、生産職は全惑星のリソース調査を自ら行う必要があり、後に有志の方が立ち上げたリソース情報サイトなどが出来る様になりました。
全惑星のリソース調査には、危険地帯を行く事もあり、こんな時は生産と戦闘の半々の職をとったハイブリッドキャラクターが役に立った物です…。

また、帝国軍・反乱軍の友好度(ファクション)により立ち入れる街が制限されたり、出逢うNPCの反応が変わったり、他にも様々な団体へのファクションの設定されていて、なかなか楽しめる用になっていたり、あるクエストを進めていくと、ジェダイへの道が開かれたりしていましたが、NGE直前のレベル制導入以前までは、あまり戦闘は楽しめない様な話を聞いたりしました。

生産にしても、そのレシピがかなり少なかったです。もっと多様性に富んでいれば、もっと面白かったと思いますが。

私自身は、Katana鯖で、medamanというドロイドエンジニア&マークスマンのハイブリッドで遊んでいました。
コレリアの海岸線の隅っこに最後の方にライトセーバー用の神リソース売ってたのが私ですw
後にアーチザンのmu-gi、戦闘特化したuruz等でも遊んでいます。

宇宙へは、最初にちっこい初心者宇宙船を与えられて、各星の宙域でのクエストをこなしていく物で、護衛や破壊、パトロールなど、飛行機物のゲームと同じ体裁です。

敵機を倒すとそこから自動的に船用の部品が得られたりしました。
生産によって作られた部品や船体も買えます。

宇宙船はファクションによって異なる船に乗る事になり、帝国軍と反乱軍はご存じのモノ、中立サイドはまた別のモノになったりしています。
私は中立側で、最終的にファルコン号の同型機に乗れたりしました。

大きさを見れば判りますが、帝国・同盟の船はどうしてもペイロードに余裕が無く、中立機は割りと好きに載せられたため、性能に差が出ていたような気がします。

最初はそれなりの人数がいたと思われましたが、一旦落ち着くと今度は急にユーザー離れが進みました。
それはある程度やり尽くすと飽きてしまうからでしょうか。

ヤヴィンにあったユーザー達の街が消滅してしまったりしたのには驚いたり。

映画の公開によって、これを一時的に盛り返すのですが、戦闘職な人がとにかく増えた気がします。
また、戦闘システムの未熟さから、レベル制への移行、そしてNGE導入へと向かいます。
主にNGEは戦闘バリバリ楽しみたいユーザーの要望やら、スタッフが一新された事によるもので、それまでのSWGとは全く違うゲームシステムへと変貌しました。
生産職は今まで通りに表に出て歩く事さえ危険になりました(以前は多少の戦闘スキルを取る事でなんとかできた)。

この事から、生活系MMOを楽しみたかったユーザーは離れていきます。生産職がいなくなったサーバーにはろくな生産アイテムも無く、消えていくしかないでしょう。また、戦闘もタクティクス的な面からアクション系へ移行したのもあり、戦闘職で頑張っていた人すら減ってしまいました。

結局の所、新規ユーザー開拓の為のNGEは、日本では全く受け容れられない形になり、米鯖でも既存ユーザーがプレイを止めていく事になります。現在は判りませんが…どうなってるんでしょうかね…。

版権モノは成功しないといわれてたSWG。
しかし、ある程度のヒットはしたと思いますが、運営側はユーザーを引き留める努力をまったくしなかった用に思います(運営主催イベントは皆無でした)。
上記のNGEなどで、更にユーザーが激減したSWG日本鯖は、とうとう無くなり、そのいわれが間違いではなかった事を立証したのでした…。