やっぱりL-mountでもF2.8通しの標準ズームが欲しいと思ってポチッといってしまったレンズ。
先代から5年後のバージョンアップ版で、製品情報を見ていると何から何までアップデートされてる感があって、特に体積比7%、重量比10%の小型化に目が行くけれども…じゃあK-mountのF2.8通しの標準ズームと比べてみました。
まだそんな使ってませんので、画質の方はさすがの最新型で言うこと無しかと思いますが、先ずは外観から。

SIGMAのフードにある色ムラはゴム部に塗ったアーマオールのはみ出しと拭きムラ(^_^;)
うん…細くなってて使いやすい。
しかし、光学的に前玉を小さくするのは無理だったかと。どちらもフィルター径は82mmです。
あとトップ画像右下にフードを重ねていますが、下のフードがSIGMA、上のフードがPENTAX(というかTAMRON…)でして、フードに関してはSIGMAの方が少しだけ大きいのかな。
iSeriesでも感じたけど、どうもSIGMAさんのフードってのは個人的にはコレジャナイって感じが多い気がします(´・∀・`)
あとこのフードのゴム、埃が付きやすいのですがなんとかなりませんか(^_^;)
次は、フード逆付け状態。
DFA24-70mmF2.8とDA★16-50mmF2.8PLMと並べてみます。

中央:DA★16-50mmF2.8 PLM
右:SIGMA 24-70mmF2.8 DG DN II
SIGMAのスリムさが目立ちますが、前玉の外形に合わせてフードを作るしか無かったので、フードと鏡筒の隙間は指先が入るほど。
仕方ないとはいえ、折角スリムにしたのにフードが台無しにしてくれています…。
多分、収納やマウントして振り回す際に不都合は感じないと思いますが、バッグからの「出し入れの時」に引っ掛かりとか起きそう。
この辺りはどこのメーカーでも苦慮していると思いますが…。
次はもう一回り小さいボディ、LUMIX S5とK-3Ⅲ+DA★16-50mmとの比較。
ボディ自体は大体同じくらいの大きさなので…。

フード以外はミラーレスのが僅かにコンパクトになりますが、やっぱり大差無いというか。
カタログ上の重さと大きさは、
レンズ名 | 最大径 x 長さ レンズ枚数・絞り羽根数 | 質量 |
SIGMA 24-70mmF2.8 DG DN II | 87.8mm x 120.2mm 15群19枚・11枚 | 745g |
PENTAX DFA24-70mmF2.8 | 88.5 x 109.5 mm 12群17枚・9枚 | 787g |
PENTAX DA★16-50mmF2.8 PLM | 84mm x 117mm 10群16枚・9枚 | 712g |
スペック上ではサイズや重さは殆ど変わりませんね。
ただしSIGMAの24-70mmⅡは持つところの鏡筒部分はスリムになってるので、一番操作し易いです。
差が出てくるのは中身になりますね。
レンズ構成や絞り羽根枚数とかも加味するとPENTAXのよりは1ランク上のレンズ構成ですし、最短撮影距離と最大撮影倍率に至ってはSIGMAの圧勝。
というか、標準ズームってレフ機時代は「そこまで寄れない」「最大撮影倍率もそこそこ」だった筈ですが、ミラーレスになってからは先代のI型も結構寄れて倍率も高めだったんですね…。
同じL-mountの競合品であるパナの24-70mmF2.8の最大撮影倍率0.25倍(1:4)はテレ端なのかワイド端なのか書いてないから分かりませんが…テレ側で届いてるし。
それでこのサイズと重量ですから、ホントにフードだけが残念なだけで、先代から5年でここまでにしてきたのは賞賛ものかと。
実際に使った感じでは、K-mountのF2.8通し標準ズームよりも重心がマウント側に寄ってる感じで、ちょっと振り回しやすいかな。
あとAF速度駆動は凄まじく速いですね。昔(同社製品比で)爆速と称したDA★16-50mm PLMより速いと感じます。
何度も書きますがフードがネックなだけなので、フード外してプロテクター運用した方が良いかもしれませんが、逆光耐性次第ですかね。
あと、カメラ側の問題ですが、AF-LボタンがSL3では機能しません。S5では機能します。ええっと、LEICAさん…?
あとは外で6000万画素で実写してみてどうかなって感じでしょうか。