ちょっと似ているなと思ったので、タイトルにしてみた。
先日NHKでやってた美空ひばりをAIで復活という話。その舞台裏の番組を流し聞きしていたら、確かこんな事を言っていた。
――AIを使って音声を……というのは危険も孕んでいる。オバマ前大統領が言うはずも無い様な事を言っているように見えるフェイク動画などは衝撃的だったし。しかし『それでも私達はひばりさんの声を、歌を聴きたい』――。
そして披露された新曲。感涙する人達。
そういう人達には申し訳ないけど、個人的に言わせて貰うと『え？ ひばりさんなの？』でした(^_^;)
皺がねーよとかで無く、頑張って色々やった筈の歌声らしい。確かに似てはいるけど、あまり本人の歌声として聞こえない。
やはり「人工のモノだから」と言う先入観があるから。
先に作り物だと分かっているから、どうしても嘘っぽく感じてしまうんだよね。
悪くは無いし、逆にこれもアリかなとは思うけど。
それがなんでスマホカメラになるかというと、一旦撮った真実を画像処理でふと見た目では綺麗に塗り直してしまうから。
最近見たiPhone11のカメラの作例なんか一見普通に奇麗に見えて、でもなんか変なんだよね。
昔で言ったらフォトショでコラしたり加工したり…かな。
真実を、加工という嘘で塗り固めてしまう。誤魔化してしまったり、変えてしまっている。
それが先に書いたフェイクになる危険性を秘めているけど「そうしたいんだ」っていう我が侭を、今のコンピューターは可能にしている。
そしてその出自まで嘘で塗り固めたら……あってはならない事だけど、ひばりさんの新曲だって、作った経緯を知らせずに黙って『古いテープから出て来た』なんて出来ない事は無い。
出会い系サイトなんか見に行くと、Snowで作った宇宙人みたいな女性の顔写真よく見るし(^_^;)
自分も現像時にHDR処理とかする事もある。強くかけるともうCGっぽくなるから建物な風景に使うくらいだけど(‘∀`)
写真では無くて映像作品になっちゃうんだよね。良い悪いはともかく。
まあ、匙加減なのかなとは思う。
だって今のコンデジやデジタル一眼だって、画像エンジンを通ってから画像としてデータ出力してるんだしね。
極論すれば、あらゆるメディアは某かの手が加わっているから、100％の真実だけを伝えているわけじゃ無いし。
以前はその中の真贋や伝える側の思惑なんかも直ぐに分かったけれど、今はそれが判別しにくくなってきている。
ホントか嘘か。何処までが真実で何処から嘘や加工が施されているか。
良い悪いはともかく、知っておいた方が良いのかなって思います。
