東洋リビングのLD-120をポチりました。
既にレンズ数本分がはみ出してしまってるので(‘∀`)
前回(2012年7月に)購入したこれの一世代前…ED-120CDBを買って、約7年半経っての追加購入。
デザインの揃った防湿庫を並べられる点から東洋リビングのにしたけど、防湿庫というとトーリ・ハンのもありますよね。
どっちを選んでも良いんだけど、当時は自分も迷ったので主な違いをまとめてみた。
東洋リビング | トーリ・ハン | |
棚板 | 引き出し式 ワイドシリーズは最下段のみ引き出し式 | 固定式 |
棚の材質・耐荷重 | プラスチック製12kg ワイドシリーズ用はスチール製20kg | スチール製50kg |
除湿ユニット設置場所 | 上部 | 下部 |
防カビ光触媒 | 除湿ユニット内・耐熱フィルムに焼付コート | 棚板ソフトシートに含浸塗布 ECシリーズは無し |
キャスター | ワイドシリーズのみオプション品有り | 横型ワイドシリーズのみ標準装備 他はオプション品有り |
この辺の点かなと。
主に使い勝手と見た目や安心感の点での相違で、基本的にどっちを使っても防湿庫としては大して変わりない。
棚板の違いは、使い勝手と見た目の面で一番気になるところ。
トーリ・ハンの固定式は頑丈で安心感と見た目が良い反面、奥にある物が取り出し難くなる。
東洋リビングの引き出し棚板は耐荷重12kg。
最近の大きく重い単焦点1本が1kg前後として、これを4列レンズホルダーなら8本置けても12kgには届かないが、レンズを棚板に直立させて保管するとしたら、12kg超える本数は行ってしまうので、レンズは横倒しての保管が基本になると思う。
棚も素材がプラスチックなので、出し入れを繰り返すと削れて粉が出ます(^_^;)
とはいえ、その粉がレンズに某かの影響を起こすと事は無いと思います。自分も無いので。
影響あったら材質変更してるはずだし、防湿庫買うほどレンズ保管に気を使うなら、レンズを出し入れする時はレンズの埃をはらう程度の気は使うべきですし。
個人的に……トーリ・ハンの方が「飾り・ディスプレイ」には向いているかなと思います。レンズを沢山縦置きしても頑丈な棚板とフェルト?なソフトシートで見た目はとってもいい感じ。
東洋リビングは実用性重視。レンズは横置き基本に棚板を1枚追加してキツキツに収納とかができますw
除湿ユニット設置場所については、「湿気は下に溜まりやすい」から下部に設置しているトーリ・ハンのが理に適ってると言うのを見たりしますが、これって温度差による見かけ上の湿度差じゃなかったっけか?
細かい事を言うとワケ分かんないけど、レンズやカメラの保管用途としての能力には大差ないと思います。
防カビの光触媒については……これもナントモ。
トーリ・ハンのは棚板のソフトシートに東芝マテリアルのルネキャットを含浸塗布している。これは可視光でも光触媒性能を出せる様に作られた酸化タングステンを使っていて、低照度な環境光(可視光)でも効果を発揮する。部屋の灯りさえ点いていれば良いらしい。ただしECシリーズの棚はそのソフトシートがないので防カビ能力は無い。
ルネキャットのスプレー欲しいかもw
東洋リビングのは、除湿ユニットに内蔵。
部屋を真っ暗にしても通電してれば効果は持続。
最初(2007年)は紫外光の光触媒機構だったらしいけど、2011年からは可視光による物に変更されている。当初の触媒は酸化チタンと思われます。可視光で光触媒の効果を得るには酸化チタンに少量の不純物を混ぜるとか、先のルネキャットの様に酸化タングステンに工夫を凝らすとか……よく分からないけど、みたいな事で出来るらしい。
正直どっちがいいのか分かりません。
キャスターについては、オプションで用意されているトーリ・ハンかなと。
ネジ穴と耐荷重が合えば、東洋リビングのも出来なくもなさそうだけど。
あと表に書いてないけど、トーリ・ハンのは積み重ね連結が出来ます。それ様のネジ+ビスがあって、壁面固定にも使える様になっています(壁面固定・連結金具はオプション)。転倒防止器具もオプションにありますが、これは他所のを使っても良い気がする。
庫内LEDライトなどは、これもオプションとして用意してあるトーリ・ハンのが良い様な。
東洋リビングのは最新のだけしかありませんし、少し前のはマグネット付きの電池式とか…(‘∀`)
庫外サービスコンセントは、トーリ・ハンのは筐体固定、東洋リビングのは庫内コンセント用のがあるだけで(庫内コンセントの無い古いタイプのはこれを使えたが)実質ゼロ。
ここもトーリ・ハンのが良いのかなと。とはいえ自分で何とか出来る範疇ですが(^_^;)
結論を言うと
トーリ・ハンはディスプレイ重視したり、頻繁に模様替えするお洒落意識の高い人向け。
PREMIUMシリーズの扉の金枠みたいなのはビミョーに感じますが。
東洋リビングはキツキツに収納して取り出ししまくりな実用重視な人向け。
他の要素は大差ないし、自分で解決出来る範囲のが多いので、どっちを選んでもいいかなー。
あと、容量ですね。300リットル超はトーリ・ハンのしかありません。
30リットルを切る小型の物は東洋リビングにありますね。余りに小さいとカメラレンズ保管というより他の用途向けに感じるけど…。
最後にブログとかで防湿庫のレビューとかあるけれど、大抵は「もっと大きいの買えば良かったかも」ってなります。
自分も最初は小さい40リットル前後のを買いましたが、今では現像済みフイルムの保管庫に成り果ててます(‘∀`)
なので、防湿庫を買おうかと思う程なら80~120リットル程度のを買ってしまった方が良いです。
結果的に中がスカスカになったとしても、フイルムやプリントした写真、大事な書類やメディアの保管にも適しているので、それらでスカスカは埋められますので。
趣味が高じてしまうと120リットルタイプでも足りなくなりますが、そういう人は稀だと言う事で(^_^;)
流石に次は無いと思うけど……マウント追加となったら可能性あるか……。