小型軽量レンズへの流れから色々と

 CP+の少し前から今までより小型で軽量なレンズが発表されることが増えてきた感じがします。
 ↑画はLUMIX S5とiSeriesの元祖45mm F2.8 DG DNに、24mm F3.5と90mm F2.8を供に。

 火付け役は多分にSIGMA fpのキットとして登場した、この45mm F2.8 DG DN辺りなのかな。趣味性の高い拘りの金属鏡筒の外観が、撮影意欲や所有欲を擽りますよね。
 よく売れたためにその後「iSeries」として立ち上がり、今は9本のラインナップになってます。
 このiSeriesにも携帯性重視と画質重視の2タイプに別れていて、画質重視はちょっと大きいなと感じますが(^_^;)

 パナのL-mount単焦点も動画向けの利便性を考慮して(ビックリするほどの小型でも無ければ格好良いとまでは行かない外観ですが)、そこそこコンパクトな鏡筒サイズを揃えたままで各焦点距離F1.8の単焦点を出してますよね。
 パナ頑張ってるなぁと思っていたら、今回の100mmマクロや28-200mmも同じサイズで出してきたのは驚きです。パナ100mmマクロは欲しい!


 でも、もっと小さいレンズを昔から使ってきたので、iSeriesでも少し大きく感じるんですよね。
 その小さいレンズが、PENTAXの小振りなレンズ群です。

DA Limitedシリーズ単焦点5本に、K-3ⅢとK-3ⅢMonochrome
とにかくちっさ!

 偏にPENTAXを使い続ける理由の1つでもありますね。
 この小振り且つ趣味性の高いレンズ群は、フイルム時代の小振りな単焦点のサイズ感のまんまなんです(‘∀`)
 機構もレトロなままだし、DA LimitedなんてAPS-C用にして絞り環も無くしたモンだからより小さいのです。

 一眼レフであるPENTAXのカメラ本体はミラーレスよりもかなり重く厚ぼったくなってしまいますが、レンズがこれだけ小振りだと、ミラーレスよりコンパクトに持ち出せるのです。

K-1(改)と新旧のFA43mm Limited。
FA Limitedはこの43mmと77mm、31mmの3本があってDA Limitedの先輩にあたる存在です。
43mmは特にちっさい。

 この「持ち出しやすい」or「持ち出したくなる」「撮りたくなる」要素は、カメラと共に過ごす上で、かなり大事なことかなと。

 勿論、小さなレンズばかりではないですし、出てくる画も最新のミラーレスと遜色ないですから、ずっとこれでも良いんですけどレフ機よりもミラーレスの方が便利なんです。
 でも普段から持ち出したくなるようなレンズが余りにも無かった。α7という道もあったけど、どうにも手が出なかったんです。
 そんな中でiSeriesやLUMIX S5が登場してきたのです。


 今後はiSeries以外にも、小型化と趣味性を両立したようなフルサイズミラーレスのレンズが出てくるようになるといいなーとか思ってますが…コシナの様なMFレンズまで見渡すと、もう結構出揃ってきた感じもしますね。

 最近はF2.8通しの標準ズームですら小型化してきています。
 SIGMAの28-70mmF2.8 DG DN、SONYのFE24-50mmF2.8GにTAMRONの28-75mmF2.8もかな。
 こういうF2.8通しのズームですら持ち出しし易くなるようなら、もう完全にミラーレスの時代です。
 いやー、良い時代になりました。

 一眼レフ機は沢山売れたので未だ使ってる人が多いと思いますが、あと何年か経てばあくまで趣味が高じて手にするモノになると思います(^_^;)

 一眼レフと言えばPENTAXですが…ミラーレスへは進めなくなって一眼レフを続けざるを得なくなった感じです。
 それも小振りで趣味性の高いレンズ群の存在があればこそかなと思いますね。
 そうでなければsmc FA50mmF1.4 Classicなんて出さずにHD FA50mmF1.4だけ出してたと思いますし、↓のカメラも出なかったのでは。

K-3ⅢMonochrome+HD DA20-40mm Limited
唯一のモノクロ一眼レフ機という、多様なカメラ趣味の中の1つの頂です。

 K-3ⅢMonochromeの登場によって、モノクロ写真が好きな人にはLEICA以外の選択肢が出来て、LEICAに比べたら申し訳ない程度のコストでモノクロ写真の世界に飛び込めるようになりました。趣味の写真の世界にとって大きな出来事だったかと思います。
 これはまあカメラ趣味が内包する多様性の中でも、極致の中の極致の品ですが(^_^;)

 ただ、今やその趣味性の高さが最近注目されています。
 今の所は外観だけですけどね…そう、X100Ⅵの事です。
 外観が重視されるのは、キレイな写真はスマホでも撮れる世の中になったからですねる。カメラである事自体やその外観の良さを求める向きになるのは当然のことでしょう。
 ちょっと残念な気もしますし、熱が上がりすぎだとは思いますけどね。

 外観と言えばX-mountにZfやZfcも良いですよね。
 慢性的な在庫不足に悩まされない程度の人気が丁度良いと思います(‘∀`)

 他にも格好良いカメラやレンズを出してるメーカーはあるんですけどね。
 今の流れで、是非ともそちらにも目が向いてほしいものですが…。

投稿者: しらいし じゅん

趣味に奔る人ですε=ε=ε=┌(;゚∀゚)┘

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