シリア人権監視団の大晦日の4万6千人以上という発表から、一昨年にもう推計できないとか言ってた国連が年明けに発表した推計死者数は6万人以上と…。
これはちょっと…(‘A`) 今年いっぱい続いたら、10万行くんじゃないの?
ここまでになっても、誰も止められないんでしょうか…。
個人的には安保理で拒否権発動したロシアや中国がなんとかするべきじゃないかと思っていた。何故かっていえば、権利を持つ故の責任はあるはずだからだ。
でもなんかそれは甘い考えだったかなとも思ったり。
人道的見地というモノを軽んじる国なのか、死者が5万、10万と増えても何も感じないのかなと…ロシアなんぞは第一次チェチェン紛争でも10万人が死んだと言うし、中国は政府軍に軍需品を売っているし…この国、スーダンでの紛争でも武器やら兵器を石油の対価として売っているとか。
確かに何とも思っていないのかも(‘∀`)
こんな国が半世紀以上前の主要戦勝国ってだけで安保理常任理事国だっていってのさばっているとか、どうなのよ?
第一、経緯的に今の中華人民共和国がどうして常任理事になったのか。第二次大戦も戦ってないで中華民国からその座を継承という形(アルバニア決議と言うそうな)で、一応は合法的だけど、奪った形にしか見えない。この背景には米国が泥沼化したベトナム戦争の停戦交渉を進める上でのカードとして使われたとか…(´・ω・`)
なんだこれ、これも内戦がかかわってんじゃねーか。
ホント無闇に介入してもロクなことが起きないよな。
なんて言うか平和の為の国連の、安保理の更に常任理事国だというのに、結局国益優先で動いているから色んな問題が進まない。これは中国に限らず、旧西側陣営の常任理事国だってそうなんじゃないの?
確かに成果を出している所もある国連だけど…この安保理常任理事国ていう制度は無くしても良いんじゃ無かろうか…。半世紀以上前に戦争に勝った大国ってだけで強力な権利を持つとか、もう時代遅れだと思う。
ハナシ少し戻して、この内戦に介入できない理由を考えると、今の時代では旨味やよっぽどの大義名分があって介入したところでも、失敗するのがオチって認識があるからじゃ無いかな。
冷戦時代のアフガンとかベトナムとかなら「味方の国を増やす」なんて事で出来たと思うし、米国はそういう目論見の元でイラク戦争までやったけど、その時の米国には敵国だった日本を負かして同盟国に出来ちゃったという自信もあったと思う。
でも、その冷戦時ですら上手くはいかなかった。ベトナムでは泥沼化するし、冷戦後のイラクでも上手くいったとは思えないし…国連も派兵したソマリアでは匙を投げた位だったし。
例え武力介入を行って内戦が一時的に終結しても、今度は味方同士での諍いが起こる。敗北した側の残存勢力も、潜伏してはテロやらゲリラ活動をするだろうし…。そして手に負えなくなるパターン(‘A`)
それならいよいよ危機的な状況にならない限り(リビアではこの時点…カダフィが大量殺戮も辞さない発言をした事が大義名分となって本格的な介入が始まった)は、静観するのが無難かなと。
そう考えてしまうと、シリアの内戦はまだまだ続きそう。
うーん…。
助けを求められても、そう易々と応じられない状況が続いている以上は、基本的に自分の国のことは自分の国でなんとかするしか無いってことなんだよね(´・ω・`)