【ワシントン=青木伸行】訪米中の中国人民解放軍の房峰輝総参謀長は15日、デンプシー米統合参謀本部議長と国防総省で会談した。会談後の共同記者会見で房氏は、日本など周辺国を批判した。
緊張が高まる中国周辺の海洋問題について、房氏は、「領有権をめぐる中国の態度は断固としている。わずかたりとも失うわけにはいかない」と断言。「中国が問題を創出しているのではない」と主張した。
具体的には、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を日本が国有化し、フィリピンが南シナ海の一部の島を実効支配していることなどが原因だと指摘。「南シナ海での中国の石油掘削は、中国の領海内での通常の活動で、今後も継続する」と、抵抗するベトナムも批判した。
日本についてはさらに、「軍国主義の復活を阻止しなければならない」としたうえで、「日本と中国、韓国、ロシアの領有権争いが、地域の不安定要因になりうる」と主張。フィリピンを含む「中国の周辺国が、米国の再均衡戦略を利用しようとしている」と非難した。
米国に対しては「相互尊重を基本とする新型大国関係、新型軍事関係」の重要性を訴え、「米国の再均衡戦略は、中国を標的にしたものではないという米国の立場に注目する」と表明。「米国が(中国の主張に立った)客観的な視点をもつよう望む。そうでなければ、米中関係を阻害する可能性がある」と牽制(けんせい)した。
てことで、最近の話題について少し。
知りうる限りにおいては、尖閣諸島の問題を創出したのは中国では無いというのはどうなんだろ。
日中国交正常化させる時に日中共に棚上げにした感じにしているけど、それ以前は…そこに石油が無ければ中国が領有権を言い出すことは無かったと。
要は石油が埋まってることが解ってから、手を上げ始めたワケです。
今の尖閣問題を創出したのは、中国だけでは無いとは思うけど、「中国が問題を深刻化させている」のは確かなわけで、だからこそ周辺国から非難囂々なのに、何言ってんだコイツ? てな風に思うんですが。
ちなみに…ベトナム戦争後、ベトナムと中国は何度か戦った事があります。一度はベトナムが勝ったこともあります。
それに、中露の支援があったとはいえ、米国とも真っ向から戦って結果的にそれを退けた国はベトナム(北ベトナム)だけなんじゃないでしょうか。
そんなことから、個人的にはベトナムはアジアの中で一番侮ってはいけない国です。そんな国にも挑発を繰り返すのだから、中国は余程の自信とそれを裏打ちするモノ(多分に軍の近代化)があるという事なんでしょう。
でも、力で無理矢理というやり方は良くないわけです。もうそういう時代じゃ無いのに未だにそれに気が付かない様な国が常任理事国なんですよ。おかしなハナシです。
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