職場の近くに昔のカメラ・レンズも扱ってるカメラ屋さんを発見して、ちょっと寄ってみたら買ってしまったレンズの内の1つ。
調べて見ると、この頃のフジノン1.8/55って4種類あって、
EBC無しで小さくて銀の絞り環が特徴の初期型
EBC有りで小さくてピントリングのゴムローレットが特徴の前期型
EBC無しで鏡筒が少し大きくなった後期型Ⅰ
EBC有りで鏡筒が少し大きいままの後期型Ⅱ(最終型)
が、あるみたい。自分のは前期型。F1.6のもあるらしいですね。
Super-Takumar 1.8/55mmより僅かに大きい感じです。
被写界深度の目盛りが色分けされてて、対応した絞り数値の刻印が同じ色にされているのも、現代のレンズには無いですよね。
そういうカラフルっぽいのって先代のアポラン90mmの先っちょくらいしか無いような…。
因みにEBCはPENTAXで言うsmc、フジのマルチコーティング「エレクトロン・ビーム・コート(Electron Beam Coat)」の略称。今はスーパーが付くとか。
電子ビームでコーティング(膜)材を蒸発させて蒸着…ってどんな感じなんだろね。
コーティングはレンズ構成は同じでも素材の変更などによっても変わる様なので、このレンズも前・後期で違うらしいですね。
で、出てくる画ですけど、フルサイズの開放はやっぱり周辺光量が落ちます。
ただ、Super-Takumar 1.8/55mmよりはマシな気がするのは、EBCのお陰なのかな?
1クリックでF2.8に。するとキュッと締まって、良く言われているように鮮やか、コントラストくっきりとか、メリハリがあるというのは何となく感じます。
でも色乗りはフレクトゴン2.4/35mmほどでも無い気がする。ボケも普通に綺麗。
レンズ構成:4群6枚 最短撮影距離:0.45m フィルター径:49mm
最大径×長さ:59.3×42.5mm 質量:187g 絞り羽根:6枚
2016/05/19 購入