M35mmF2.8と共に入手したコンパクトな中望遠レンズ。
見た目は明るい50mmみたいなんですが、これが85mmって…。
M35mmF2.8は絞りに劣化した油分が…だったけど、こちらはカビが少し(´･ω･`)
一応奇麗に取り除きました。
(分解時にレンズの縁のあたりのコーティングを少し削ってしまったのは内緒)
多分にFA77mm Limitedが出るまでは、コンパクトな中望遠といえばコレしかなかったんだと思います。
おかげで出る画は普通に良い程度でも「手放す人が少なく、市場に出回りにくい」イメージが付きまといますね。
一時期のオールドレンズブームも落ち着いたと思いますし…が、ちょろっと見た感じでは中古カメラ屋ではなかなか見掛けない模様。
中古相場はそれ程でも無いんですけどね。
レンズ構成は４群５枚構成で、
初代85mmの「Auto-Takumar 85mm F1.8」、２代目の「Super-Takumar 85mm F1.9」や「Super-Multi-Coated- Takumar F1.9」と同じ光学系で、３代目になる６群６枚の「Super-Multi-Coated- Takumar F1.8」、「K85mm F1.8」の次、４代目に当たるようです。
何故に以前の代の光学系になったかと言えば、オリンパスのOMシリーズに対抗してのコンパクトなＭシリーズは小型化が優先された為に、以前の光学系に戻した様です…。
絞りは当時の標準的な６枚。場合によっては２線ボケが出るようです。
K-3で写した感じでは…開放では盛大なパープルフリンジに見舞われます(‘∀`)
これを大人しくさせるにはF4、目立たなくするにはF5.6以上絞った方が良さそうです。
だけど今度は絞りすぎると回析が…うーん、F11までかなぁ…？
うーん…。
ＭレンズはコンパクトとはいえＡポジが無く、現行PENTAXデジ一ではマニュアルモードにしないと使えない不便さがどうしても…。
「ＭＥやＭＸ等を持っててこれに似合うレンズが欲しい」という向きには良いんですけどね。
レンズ構成：４群５枚 最短撮影距離：0.85m 最大撮影倍率：0.13倍 フィルター径：49mm
最大径×長さ：62.5×46mm 質量：250g(実測254g) 絞り羽根：６枚
2014/11/3 入手
