【どうなって】福島第1汚染水漏洩 消えた水 不可解な状況【いるのかしら】

 東京電力福島第1原発の地下貯水槽から汚染水が漏洩(ろうえい)した問題で、東電は8日、汚染水の移送完了が当初の11日から数日遅れるとの見通しを明らかにした。漏洩の発覚から3日が経過したが、今も正確な流出量や流出箇所の特定はできていない。地下施設ということもあり真相解明には時間がかかるとみられるが、調査が進む中、不可解な状況も明らかになってきた。(原子力取材班)
 ■わずか1メートル
 東電は、5日に漏洩を公表した2号地下貯水槽から漏れ出た汚染水の量について、最大で120トンと推計している。汚染水は土壌に染みこんでいると考えられるが、一方で、これだけの量が漏れ出ていたとすれば、説明がつかないような状況も生まれている。
 その一つが、汚染水の漏洩を検知するために設置されている「漏洩検知孔」の水位が異常に低い点だ。
 地下貯水槽は粘土質のシートの上に、2枚のポリエチレンシートを重ねた3層で漏水を防ぐ構造になっている。漏洩検知孔はこのうち、粘土質シートとポリエチレンチートの間に穴の空いたパイプを差し込んで作られている。2枚のポリエチレンシートで漏洩があれば、パイプ内に水が入り漏洩を検知できる仕組みだ。
 しかし、東電が漏洩検知孔内の水質を調べるため取水を試みたところ、水位は1メートルもなく「取水が困難なほど水位が低い」(東電)状態だった。それに対し貯水槽の水位は約5・5メートルもある。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理も「大量に漏洩していれば、検知孔の水位は貯水槽の水面と同じレベルにまで上がるはずだ」と首をかしげる。
 ■薄まる濃度
 3枚のシートには放射性物質を取り除く効果はないとされているが、シートを通過するごとに塩分や放射性物質の濃度が下がっているのも不可解な点だ。
 貯水槽に入れられた汚染水は塩分濃度が約1500ppmで、放射性物質濃度は1立方センチ当たり約30万ベクレル。それが、漏洩検知孔で採取された汚染水は塩分が約500ppm、放射性物質が数千ベクレルにまで下がっていた。粘土質シートの外側にあるドレン孔で採取された水の濃度はさらに薄かった。
 ドレン孔には地下水も流入するため薄まったと考えられるが、漏洩検知孔は2枚のシートに挟まれており、流入した汚染水が他の水と混じる可能性は低い。
 ■差し込み部分に隙間?
 こうした中で、東電が示した一つの仮説が、漏洩検知孔の差し込み部分からの汚染水流入-だ。
 漏洩検知孔はポリエチレンシートに丸い穴をあける形で差し込まれている。汚染水を入れた重みでポリエチレンシートが伸び、差し込み口に隙間ができて汚染水が流れ込んだというのだ。汚染水の濃度変化については「工事の施工段階で雨水などが入っていた可能性がある」としている。
 一応の説明は付くが、汚染水の大量流出を否定するための、こじつけの印象は否めない。現場を確認すれば真偽は判明するが、汚染水が入っていたため線量は高く、確認は困難な状況。東電は差し込み部分からの汚染水流入を防ぐため、貯水槽を従来の95%から80%の量に減らして運用することにしている。

なんだかよく分からないですね。真相究明をしてしっかり対策して欲しいですが…。
今朝の読売社会面では施工した前田建設の広報担当のコメント?として、その穴が伸びたとされるポリエチレンのシートは通常そんなことにはならないらしい(‘A`)
?どうなってるんだろー。
そうそう、前田建設絡みだと、朝日新聞の記事。ちょっと古いんですが…。

 福島第一原発周辺の除染作業員に危険手当が支給されているか調べるため、厚生労働省が抜き打ちで行うことになっている検査の情報が事前に漏洩(ろうえい)し、複数の業者が手当不払いを隠す目的で作業員に口止めしていたことが分かった。検査の信頼性が揺らぐのは必至だ。
 税金から1日1万円支給される危険手当の中抜きは昨年11月5日、朝日新聞報道で発覚。厚労省は約110社を検査して11社の不払いを確認したが、さらに広がる恐れがある。口止めは労働基準法違反や刑法の強要罪にあたる可能性があり、厚労省は業者などから事情を聴く。検査方法も見直し、事前漏洩を防ぐ。
 楢葉町の除染を受注したゼネコンの前田建設工業から11月12日前後に下請けに渡った文書を取材班は入手した。富岡労働基準監督署が15日に検査に入り、手当支給の有無を作業員に直接聴くことが明記されている。監督官は8人。「弁当8個」の記載もある。ある下請けによると14日に前田の現場会議室に各社が呼ばれ、「手当はもらっていると答えるように」と指示された。集中的に調べる業者名も知らされたという。
 除染現場には文書通り監督官8人が15日午前10時半ごろ現れ、約20人全員が手当を得ていると回答。複数の作業員が手当を得ていないのに「労基署が来るので『もらっている』と答えるよう下請け会社に言われた」と取材に証言した。
 前田に漏らしたのは富岡労基署の伊藤達夫署長だった。「必要書類を用意してもらうため1週間前に口頭で伝えた。作業員に直接聴く意図が伝わったのは不適切だった」と釈明した。前田は文書作成は認めたが、「うちの社員は口止めはしていない」としている。
 郡山労基署が12月6日に田村市で行った検査も漏れた。ある下請けが約30人を直前に集めて口止めした様子を作業員が録音した。
 「個別に聴く可能性が高い。受取金額ではなく満額を言って頂ければありがたい。寮費や食費を引かれ手取り額になっていますが、最低賃金に手当を足した1万5700円が正解です」
 会社は違法な引き去りが発覚して仕事から外されることを恐れたのか、「各自聞きたいこともあっていいですが、周りの人のことも考えて行動はお願いします」と強調した。
 郡山労基署は「検査当日に現場に着いた後に漏れたと思う」。下請けは「調査中」という。厚労省労働基準局は「口止めがあったとすれば問題。今後は完全な抜き打ちにする」としている。

ちなみにこれに対して前田建設からはこんなのが…。
うーん。
郡山での件(録音画像も。ここ重要)は前田建設は関与が無いとのこと。確かにこの記事の書き方はあらぬ誤解を与えるよね。
まぁ朝日だからなぁ。
従軍慰安婦を捏造したり、珊瑚を傷付けた、あの朝日ですからなぁ(‘A`)
どっかで中抜き・ピンハネとかしやすい現状はよろしくは無いと思うけど、ちょっと記事の書き方がよろしくない。これではどっちもどっち。

投稿者: しらいし じゅん

趣味に奔る人ですε=ε=ε=┌(;゚∀゚)┘

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です