個人的には共同開発する機体って、遅れがちになるのが相場です。EU圏のユーロファイターとかタイフーンと呼ばれてる機体の開発から量産までに至った時間を見ると分かりそうなもんなんだけど…。
昔はEF-2000と呼ばれたその開発の切っ掛けは70年代まで遡るし、共同開発になったのが83年、量産するようになったのは21世紀になってから。
共同開発計画では10年くらいで運用開始の予定だったんだけど…。
10年くらい伸びてしまったのはWikipedia調べなくても知ってたけど、こうして見ると伸びすぎだなぁ…。
開発ってのはコストの1つであって、その時間が掛かれば掛かるほど、売る時にはその元を多少は取らねばならんてことで価格が跳ね上がっていく。
日本のF-2も米国との共同開発で、開発が遅れて(だけでは無いけど)当初1機当たりの価格が80億円だったのに、出来た時には120億円になっちゃった、てへぺろってなもんで(‘∀`)
個人的にはコストやら生産関係で今でもF-Xにはユーロファイター推しなんだけど、もう決まっちゃったからなぁ…。
F35の今回の記事は、何となくボーイングの787のトラブルに似た様な報じ方をしている。
要は部品とかユニットが色んな国で作られて寄せ集められて作られるから、何処かの国の何処ぞの企業が受け持つ一部のユニットやらに不備があれば、全てダメになる…杜撰な品質管理というか、一元的な品質管理が出来ないから起こる弊害というか。
開発期間中にそういう事が多く起きれば、そこで立ち止まって問題を見付けて修正していくことで、開発コストが上がっていく。
つうか、運用(量産)期間になったって、そういう事が起きればB787の時の様に困ったことが起きるわけで。
で、F35の価格だけど、どんどん上がっていますね。
東京五輪の時までに日本の空を飛んでいるかどうかさえ怪しい(予定では飛んでるはず)んだけど、はたしてどうなることやら(‘∀`)