前にも書いたと思いますが、自分はかなり前からアマチュア無線をやってて、ネットや携帯が当たり前になった最近まで惰性で局免許の更新をしてきました。
が、とうとう去年だか今年に更新しないことを決意し、まぁベランダに付けてた簡素なGPアンテナを降ろしました(‘∀`)
JARLの会員もやめました。やめるというのにフレンドリーな対応が印象的でしたね。
で、つい最近になってパーソナル無線が今年の11月いっぱいで終わることを知りました。
皆さんは覚えておいででしょうか。
約30年前、30センチ前後の黒いアンテナを付けて、10桁の数字の羅列をリアウインドウに貼っていた車。
あれがパーソナル無線でした。
当時は趣味の王様とさえいわれたアマチュア無線は、資格試験のある無線従事者免許を取得したうえで、無線局としての免許の申請という、二重の免許が必要という煩わしさ、一定以上の知識が要求される難しさがあります(自分がやり始めた頃は普及の為に講習会制度が出来て門戸は拡がっていましたが、弊害も生まれました)。
更には電波法上、アマチュア業務に限るという制約もあります。仕事では使えないんです。
今から考えると遙か昔…今の様に携帯電話が普及しまくる以前。
好きな相手と電話代も掛からずにしゃべくりまくるには、アマチュア無線かCB無線しか無かった時代がありまして、その中でも手軽に導入できるCB無線は主に出力を上げまくる違法運用の増加が問題になっていたりしました。
なのでアマ無線よりも手軽に…仕事にも使えるような便利な無線をってことで、生まれたのがパーソナル無線だったかと思います。
自分も小6の頃辺りに無線に興味を持ちまして、パーソナル無線がどんなモンなのかとやっていた友人に色々見せて貰ったことがあります。結局アマチュア無線を選びましたが。
ま、携帯電話が普及するようになると、それでいいじゃんて事でどっちも廃れていくことになります。
新しもの好きやポケベルを若い内から使っていた人達は90年代前半あたり、一般的に普及が進むのは90年代半ば辺りだったかな。
無線を何だかんだと駄弁りに使っていた人達も携帯に流れ、バブル崩壊もあって…パーソナル無線やアマチュア無線は凄い勢いで萎んでいきましたね。
さらにネットの普及とブロードバンド(なつい)化、ミニブログやSNSが登場したことで、トドメさされました(‘∀`)
アマチュア無線はまだ技術者の素地や、災害時の期待などの大事な一面がある以上、まず終わることは無いと思います。
ただ、パーソナル無線はもう完全に役目を終えてますね。今年の3月には1万局を割り込んだし…。
空いたところはソフトバンクが使うのかしら?