【思う事を】集団的自衛権の行使容認、閣議決定【つらつらと長々と】

ちょっと遅いけど、思う所をつらつらと書いておきたいと思う。
自衛隊創立60年目の日に、岐路だとか転換点だとか仰々しい事を言われているけど、世界の情勢をみて、今のままではイカンというのが現政権の立ち位置なんだろう。
もうこの辺りは実際、昔からあったらしいけど、なかなか上手くはいかなかった。
今回も閣議決定なだけで、法整備はこれから。
どこまでやれるのか、その結果日本がどうなっていくのか、兎に角良い方向に持って行けたらいいと思うけどね。
この先は長いです(‘∀`)


ガキだった時分に、不思議に思ったことがあった。
専守防衛の軍では無い自衛隊、その事はまだ良いけど、同盟国の米国の艦船や航空機に対して援護も何も出来ないということを聞いたことかある。
なんで? 仲間を助けるのは当然じゃないの?
その分、資金面で…ていうカタチなのかな。あの頃は、そういうカタチで納得していた。
当時は冷戦真っ盛りだけど、ソ連のトップにゴルバチョフが立って、ペレストロイカを推し進めはじめていた。
核戦争の脅威に怯えながらも(核軍縮も始まっていたけど)、それはみんな知ってることだから敢えて言うことも無く、見かけ上は平和な生活を謳歌していたわけで。
大きな転換点になったは、その当時は気が付かなかったけど、今思えば86年のチェルノブイリ原発事故からかなと。あれからグラスノスチとかと言う単語もよく耳にしてたかな。
そうこうしている内に3年経った89年から世界が変わる様をTVというメディア越しではあったけど目の当たりにした。
天安門事件が起きて、勘違いや間違いが重なって起こったベルリンの壁の崩壊、あっと言う間に東ドイツ崩壊して冷戦終結。前後しての東欧革命と、それらが落ち着いたかなと思ったら、今度はイラクのクウェート侵攻→湾岸戦争。そしてソ連の崩壊。
21世紀を控えて、世界が変わりゆく。そんな気がしたモンです。
小さな島国ながらも経済大国になった日本は、大国としての責務は果たさなければならなかった。
特に湾岸戦争の時。
そう、世界からしてみれば、お金ばっかりで…少しは何かしてくれという感じだったんです。
戦後の憲法は別にいいとしても、解釈として(お金ばっかりで)そういうことが出来ないと頑なになりつづける国に、国際的な世論がいい顔をしてくれるとは到底思えませんよね。
それは、現憲法やその解釈が時代にそぐわないモノだという事をあからさまにした瞬間でもありました。
日本の原油の半分以上は中東の事もあり経済的な事も考えてもあったのでしょう。
擦った揉んだの挙げ句、日本の艦艇が戦後はじめてインド洋を渡りペルシャ湾に派遣され、掃海活動に尽きました。
それは世界的にも賞賛され、認められて、今の海外派遣などの国際貢献の礎になっています。
そんな現在でも、同じ様な目的で派遣されてる他国の部隊…仲間を助けられないとか、よく分からないシバリがあって、きっと他の国の派遣部隊よりも日本の自衛隊の海外派遣部隊は潜在的に危険な状態ではないかと思います。
この辺の世界的に見たら常識外れにも程がある様な事は、根本的に見直していかないとマズイと思うんですよね。
大事な事は守るべきだとは思う。戦争はしない。いい事です。
けれど、余りに頑なになって孤立するのはもっとダメだと思うんです。
それをなんだか短絡的に戦争に繋がるだとか、侵略するのかと反論する人の気が知れません。
戦争というのは、他に手段が無くなった時の最後の外交手段です。普通はここまでいきません。
先の大戦だってもっと外務省の外交能力が高ければもしかしたら回避出来たのかもしれませんし、もっと早い内に和睦へ向かう事だって出来たはずです。
戦争の悲惨さだけ教えて、何故もっと良い方向に向かえなかったのかの原因究明が出来ていない戦後、今になっても福島原発事故で明らかになったように、そういうところでの反省が全く活かされていない。
自分は今は反原発寄りです。そこには条件があって、まともな安全管理が出来ない様なら原発は使うなって事です。ちゃんと使えば大丈夫なんですから。
要するに出来ない事はするなってだけ。
ちとズレてきた…戻せ戻せ(‘∀`)
戦争にならないためにはどうすれば良いか、他国から侵略されないためにはどうするべきか、国民を守るためにはどうするべきか。
まさに外交力が問われる事案だと思います。外交力を強化して、活かして、日本の味方を沢山作る。
ついでにいえば、自衛隊に出来る事が増える事も、外交力の強化になると思います。
ていうか、そもそも戦争するモノじゃないって言ってるやん(‘A`)
事例を見てても、それが戦争参加に繋がるのかな? 微妙な感じもすれば、そうでも無い事もあるし。
ただ、例えば砂漠の嵐作戦に参加するとか、そういうのは無いと見て取れるけど。
最近では、国境でのイザコザはあるものの、国と国がぶつかり合う戦争行為はありません。
先人達がそういう時代になるように頑張った結果なんだと思います。
ただ、ソ連崩壊後はそれまで抑え付けられてきた民族や宗派間での対立が浮き彫りになり、国対国では無い戦争の図式が増えてきました。
そして新たな脅威が出てきた。話し合いの外交ではどうにもならない武装勢力とか。
世界の警察たる米軍も、さすがに疲れてきた。
そこで、日本も今以上に何かしなくてはならないと思うんです。
何時までもアメリカのおんぶにだっこも悪いとは言いませんが、良くも無いでしょう。
仲間に助けて貰ってばかりで、仲間を助けることが出来る能力はあるのに出来ない。
今回の事はそういうのは無くさないかって事かなと。
憲法解釈を1つの政権でどうこうするのは危険だとか言うハナシも聞くけど、ではどうやったら良かったんだろう。次の政権は何年後? それでは遅いから動いているんじゃないか。
この辺りは自民党が昔からチャレンジしてきたことであって、今に始まった事では無い。
まだ野党が細分化されて勢いが衰える前、要するに社会党や共産党の意見が強かった時代にはやろうとしても出来なかったり、口にすることさえ出来なかった。
国全体が左寄りだった。
それが昨今の事で、本来あるべき方向へ、要するに水平になった。右寄りかもしれないが良くはしらん…。これは好機だと思うし、この時点で改正は無理でも最低でも解釈を変えようとするのは当然だと思うけど。
それと、1つ思うのは憲法に縛られすぎて損をするくらいなら、そんなのは無い方が良いと思うってこと。
もともと憲法というのは国の基本方針を定めるようなモノで、その国の国民が幸せに暮らすためのモノだ。その基本方針に則って各種の法律が作られていく。
ただし、それは国を取りまく世界情勢の変化によって、基本理念はそのままでも多少の修正が必ず必要になってくる。それはどの国でもやってきていることだ。
それを必要以上に神聖化して、一文たりとも変えてはならない様な事を仄めかす。
変えなくて良いならそれに越したことは無いけれども、憲法だって人間が作るモノだから完璧なわけが無い。その時々で修正は必要になるのが普通だ。
そうは言っても日本のは制度上からして元々変えにくいから、解釈の仕方でなんとかやってきた。今頃になってやっと国民投票のカタチが出来た位だし…。
今まではのんびりやってこれたかもしれないけど、中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル問題が表面化してきた現状で、これからものんびり…というわけにはいかない筈だ。
で、最後に1つ。
後に続く人達の為に、やるべき事、出来る事は放り出さずにやってほしい。
それが出来なかった弊害が、色んな所で垣間見えるからだ。
特に、「今までこれでやってきたんだからこのまま」というのが一番良くない。
「もっと良くするにはどうするべきか」考えて欲しい。
例えば…昨今のヤジ問題。国会中継見ていてもウザイ野次。昔からあのまんま。
あれも良くない事なのに、今までそうしてきたからなんでしょう、今回の問題で多少良くなると良いんだけど。
あの行為をすることで自治体や国が良くなるんなら構わないけど、そうではないでしょう?
Σ (゚Д゚;)えらい長文になった…。
そしてまとまりが無いなー。
てか、まだ右手が本調子では無いので…。大分良くなってはいるんだけどねー。

投稿者: しらいし じゅん

趣味に奔る人ですε=ε=ε=┌(;゚∀゚)┘

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