どうしてもアレが陰謀説だとは拭いきれないと思っているけど、ペンダゴンのは単にテロを陰謀に利用した様にも感じる…。
9.11は一大事件だった。
湾岸戦争後でようやく落ち着いてきたものの、まだその後の(フセイン政権を打倒するための)イラク戦争が起こる直前のこと。
ビンラディンが、湾岸戦争時にサウジが異教徒の(米軍)軍隊を置いたことに反対したけど追い出され、これじゃイカンと対米テロ、そして9.11に至ったというのは、なんとも…。
あまり詳しくは覚えていないが、親米国家であるが敬虔なイスラム教徒の多いサウジアラビアが自国内に異教徒の軍隊…米軍を一時的にでも駐留させることを快く思っていない人達は、ビンラディン以外にもかなり多くいたと思う。
んでは湾岸戦争は何で起きたかと言えば、イラクのクウェート侵攻が発端だろうし、その背景にはイラン・イラク戦争で戦費が嵩み、イラクは経済的に逼迫していたからだ。
イラン・イラク戦争は何で起きたかと言えば、直接的にはイラン革命かなと思う。
んじゃイラン革命が起きたのは何故かというと、東西冷戦の当時、米国に支援されたイランの主導者が西側寄りの政策、脱イスラム・近代化…を強行した事に民衆が反発した事による…。
イラン革命て、wikipediaでのイラン革命:革命の経過を見ると、昨今の中東動乱に似ているところが面白いですね。
その手法にインターネットが使われているのが新しいけど。
…この辺はフジテレビデモなんかも共通していて関心を引きます。
で、話を戻す。9.11が東西冷戦まで来た。
東西冷戦の元は第二次世界大戦…。その元には第一次世界大戦…。その一因にはバルカン戦争…更にはオスマン帝国での青年トルコ人革命…。
そこには西欧キリスト教世界と中東イスラム教世界の対立があったのかなぅ…。
(´Д`;)なげぇ!
9.11後は、対テロ戦争という事になった。あれから10年。
テロリストに立ち向かう姿勢は、まぁいいとして、それが間違った方向(対テロでは無く対イスラム)に向いてしまっている。逆にそれがテロリストの温床になっているのにね。
もともと実体が朧気なテロリスト相手てこともあり、戦争を長引かせ、結局はテロリストの思い通りにアメリカという国家を疲弊・衰退させている。
さて、この先はどうなるんだろう…。
新しい動きは出てきたように思う。チュニジアから始まったアラブの春とか言われているモノ。アラブ社会に多かった独裁・長期政権を良しとせず、またテロのような暴力に頼らない、外からの勢力(特に西欧)にも頼らない民主化への動き。
リビアはあんな事になってしまったけど…(´Д`;)
この流れは、テロリスト達にとって望んだ流れのようにも見えるけど、余り都合は良くないかもしれない。
テロ無くても国は変えられることをやってのけているのだから…。
こういう流れが続けば、テロリスト達は影を潜めて行かざるを得なくなると思うんだけど、やはりリビアの事例がねぇ…武力使っちゃってるし、沢山の人に銃が行き渡ってるし…。
ま、実際アラブの春がどうなるのかは、もう少し様子を見ないと何とも言えないだろうけど。
この先心配なのはアメリカが撤退した後のイラクとアフガニスタン。
子供の頃に写真で見たようなバグダッドをもう一度目にすることは出来るのだろうか…。
とまぁ、なんか長々書いていたらワケわかんなくなってきたのでこの辺で(´Д`;)寝る。