以前に書いたかどうかは失念したけれど、エジプトでのアラブの春は、元々はムスリム同胞団では無くて、ネットで繋がれた者達から始まったモノだと記憶している。
それがまとまって革命勢力となり、ムスリム同胞団はそれに同調し、大きな役割を果たしたことでムバラク政権を打倒することが出来た。
てな感じだった筈。
そういう経緯がある以上、選挙で民主的に選ばれたからといって、他の勢力のことも考慮すること無く勝手なことをすれば勿論反感を買うわけで。
記事にもある通り、新憲法のあたりから急におかしくなりはじめた。
テロリスト呼ばわりされるのには色々あって、もともと非合法組織とされていたのもあるし、同胞団の中でも過激な思想の血筋としては、あのビンラディンの名前さえ出てきたりする。
まぁエジプトのイスラム主義組織の中では代表的な穏健派ではあるんだけど。
てことで、Wikipediaでムスリム同胞団を調べてみる(‘∀`)
結成は1928年と、85年も続いている。
それだけの年月を経て得たモノは、政権を取っても全く活かされなかったか役に立つモノでは無かった。これはどういうことなんだろう。
同胞団としての理想だけを追い求めてしまったからなんだろうな…。
そういえば、日本の民主党も没落の速さが凄かったような。
期待されて選ばれて政権とったのに、あの体たらくで期待は失望に変わり、次の選挙では…(‘A`)でしたね。…なんか、なんとなく似てる…。
そうそう、別のニュースでは今回の混乱で、国立博物館が襲撃されて収蔵品の殆どが盗られちゃったとか。
誰がやったかは定かでは無いにしろ、世界的な遺産でもあるしエジプトの歴史でもあるし、観光資源でもある大変な国の宝なのに、襲撃して奪ってしまうとか…ちょっと信じられないです。