風邪が長引き寝たり起きたりで、しっかりいつものズレた生活リズムを刻んでおります(´Д`;)
10日付の記事で9.11の事はなんとなーく書いたので、今度は3.11。
半年経って思う所をグダグダと行きます。
たぶん長くなるので読まなくていいです。
独り言だと言うことで…。
安全神話なんてでっち上げだった。
今更ながらだけど。
特に自然災害に対する被害予想の仕方に、唖然となった。
そんな津波来ないなんて軽視していたし、昔被害を受けていた場所なのに、過去(の記録)からの警告を忘れ、結局利便性を求めて低地に住宅を増やして行ったり…。
そして原発。
免震重要棟が作られていたのは不幸中の幸いだとしか言いようがない。
あれが無かったらもっと被害は拡大していたかもしれない。その意味では新潟の教訓を早期に活かしたという点で評価できる。
しかし、古の記憶に関しては無頓着だったと思う。数年前に既に報告されていた既設の防波堤を越える津波の可能性にもう少し聞く耳を持っていれば、もう少し軽微な損傷で済んだかもしれない。原発は発電コストをかなり低く抑えられるが、非常に危険な燃料を使うわけだから、防災には糸目を付けてはいけないと思う。
記憶は風化する。しかしそれら嫌って一部の先人達は津波石のような記録や古文書を残したのだし、痕跡も技術の進歩で発見することが出来る様になった。
これら記憶ほど風化しないものがあるにもかかわらず、活かすことが出来なかった事に、人間の愚かさすら感じてしまう…結局、安全神話なんてただの幻に過ぎなかった。
この先は長いので追記にしたけど、本当に長いので読まなくていいですわ…。
今後の原発と、エネルギーとか
福島第一では世界初の試み「水棺」を断念して、冷却水を汲み取って浄化してまた使う、循環注水冷却にして冷温停止を目指しているけど、やっと水回りがなんとか動くようになってきた段階。しかもまだ安定性に欠けている。
因みにこのシステムの耐用年数は1年しかない。その間に冷温停止が出来るかどうか…。
どのみち冷温停止状態になったらコンクリで石棺にするのかな。石棺にしたら一安心て感じだけど、予断は許さないだろう。
石棺の維持だけでも大変なのは他の原発事故の石棺をみても分かると思うけど…コンクリにしたってあんな立地では耐用年数も限られてくるだろうし。
他の原発は…多分今すぐ全て廃炉とかは無理。
しかしもんじゅは一番に止めるべきだろう。
炉内中継装置の落下トラブルから1年、不可能とさえ言われていたけど、やっと引き上げることが出来たらしいが、そこまでどれだけのコストとリスクがあった事か…。
ナトリウム漏れ事故の時の隠蔽といい、夢の原子炉だろうが、リスクが大きすぎる。
個人的には代替の発電方法を普及させて、原子力発電は耐用年数を向かえたものから順次廃炉にしていくのが一番かなと思う。
全廃炉とはいかなくても、依存度を下げる事は出来る筈。
急にやらなくてもいい。徐々にそうして行けば、多生はリスクは減っていくわけだし。
しかし、原発の廃炉にかかる費用や時間も半端無いと思う。元々「30年後に考えればいいや」的に作りだしたものだと思うし。
事故を起こさずに無事役目を終えた原発ですら廃炉にかなり時間が必要らしい。新聞でもドイツで廃炉になった原発の記事が載っていたけど、これは凄い時間掛かるわ…(‘A`)
今の電力会社はこの廃炉にかかる費用を計算した上で原発を稼働させていたのか、ちょっと不安になる。
代替の発電方法は何だろう…太陽光発電、太陽熱発電、風力発電とかあるけれど、どれも気象条件によって効率が左右されるという不安定さが拭えないし、恒常的に使うには、巨大な蓄電システムが無いと厳しいかなと。しかし火力にばかり頼るのも問題だしなぁ。
で、将来のエネルギー供給の話。
将来は核融合発電が実用化されるかもしれないけど、仕組み的にはメルトダウンは起きないらしい。しかし少なくなるとは言っても継続的に放射性廃棄物は出るらしいし、発電に現在と同じような蒸気タービンなどを使うのならば、一次冷却材などはやはり汚染されたものになるのかなぁ…て考えるとどうもね…。まぁまだ発電に使える技術レベルに達していないから何とも…。
技術的に一番実現性があるのが宇宙太陽光発電だと個人的には思うんだけどね…最新の技術で実現可能らしいし、日本のJAXAも2020~30年の実用化に向けて動いているらしいが…建設と維持に掛かる問題をクリアしていかないと、商用化までは難しいかも…マイクロウェーブ送電も一歩間違えればレーザー兵器だしね。
汚染地域のこと
やはり、読売新聞の記事を見たけども、冷戦時代に核実験をしまくったマーシャル諸島などでは、除染したけど未だに人の住めない地域がある。このルニットドームてのはちょっと衝撃的というか…。
大きな地図で見る
福島第一ではチェルノブイリほどでも無く、しかしそれでも高濃度の汚染地域が出ている。残念ではあるけど、除染をしたというても、やはりすぐに帰って今までのように生活できるレベルになるには相当時間が掛かる地域も絶対に出てくる。これらの補償とかどうすんだろう。
あと、日本の原発の特徴らしく、海も汚染されてしまっている。拡散するから大丈夫とか言う話もあるけど、拡散させる以外に現実的に除染する方法が無いわけで(´Д`;)
あとは除染後の放射性廃棄物の保管場所も問題になっている。こればかりは1箇所に集めた方が無難だととか思えない…。しかし何処に埋めるにしたって埋める場所には人が近寄れなくなるわけだから…こればかりは心を鬼にして最善な所を選ぶしかない。
しかしいい加減に決めないと…。やはり原発の傍になっちゃうのかな…(´・ω・`)
補償と言えば、東電もどうするんだろうね…。東電その他で賄いきれない分は国が…になっちゃうんだろうなぁ…。
政治停止を打開して復興の遅れを挽回せんと
何度も書くようかもしれないけど、ねじれ国会だろうが何だろうが、有事と行っても差し支えない事態が起きているのにもかかわらず、殆ど何も出来ていないように見える。
まともに動いたのは自衛隊、米軍、警察、消防の現場で動ける組織だけ(´Д`;)
最初の頃は原発事故の終息に全力を傾けても良かったけど、未だ予断は許さないけど取り敢えず一段落はしている。
遅い遅いと言われつつ、やっと復興基本方針の骨子はまとまったけど、財源が具体化していない。
復興税大いに結構。震災や原発事故の補償、国の借金や将来の社会保障も考えれば消費税率2桁も致し方ないと個人的には思っているが…。生活に必要なものは多少税率落とすとか、上手いこと工夫できると思うけど…。
てか、今は有事なのだから超党派で復興に関して山積みになっている諸問題をいろいろ解決していかなければならない。
大連立まではしなくてもいい。多少の違いはあれ、復興の志が同じならば議論を重ねてより良い方向性に持って行き、最良の策を打ち出して実行に移せる法律を作るのが立法府のあるべき姿なわけで。
ただまぁ、今の政権与党はほんと馬鹿が多いというか。蓮舫の「どうして一番で無ければならないんですか」に始まり、最近は「煙草700円で」とか「死の町」とか。
何度も何度も叩かれて辞任に追い込まれているのに、どうして今の政権与党にはこんな政治家しかいないんだか。自民党叩くことしか考えて無くて、全くの勉強不足を露わにして暫く経つけど、一体何をやっているんだか。
閣僚クラスが失言を繰り返す政権与党に対して、野党は話し合いの場にすら付こうなんて思わないだろうし、政治主導を専制政治に履き違えたり、官僚達を目の敵にしすぎて自ら動きが取れなくなったりと、自分達で政治を停滞させている事にどうして気が付かないのか。
政治が停滞すればするだけ、被災者はおろか、国家・国民にとってどれだけの損失になっているか…。
とまぁ取り留めも無くヅラヅラ書いてしまった…。
まぁブログの性質上、別に問題無いんだろうけど…ほんと長いな(´Д`;)
とにかくもう半年経ってしまったわけで…何かしようと思うのに実際まだ何もしていないのは自分もだよな…と反省してみたり。
大事なのは過去の振り返りだけでは無くて、先に進む事。
て事で、年内には観光で東北行きたいんだけどもね…。どうかなぁ?