smc PENTAX FA50mmF1.4

 35mm判換算で76.5mmの、フルサイズでは標準、APS-Cでは望遠になる「ペンタックス交換レンズの基準」となっていたレンズ…でした。

 これの購入前にTAMRONのA16を買ったんですが、F2.8通しであっても室内でのストロボ不可のシチュエーションでは厳しいと感じたため、AF付きレンズで最も明るく安いのを求めたらコレになりました。
 古いレンズではあるけど、DA/FA Limitedには出来ない大きなボケが楽しめます。

K-1出るまでは八仙堂の望遠用メタルフードを取り付けてました。

 最短近くの絞り開放だとシェードが掛ったような柔らい描写をしますが、絞っていく毎にクッキリシャープな現代のレンズにも負けない解像力を発揮します。

 QSFは付いてないけど、価格的にもリーズナブルなので、とにかく明るいレンズが欲しいなら、先ずはコレ…だったのですが、非常に残念な事に2023年4月のはじめに生産完了しています。
 ただ長い期間売られていたので、中古での入手は容易ではと思います。

 他のレンズもあるので買った当初よりは出番は減っていますが、コンパクトでチープな鏡筒はかえって気軽に持ち出しやすく、今でも時折持ち出す事があります。


 レンズ構成:6群7枚 最短撮影距離:0.45m フィルター径:49mm
 最大径×長さ:63×37mm 質量:220g 絞り羽根:8枚
 2010/05/14 購入
 2023/04/06 2本目購入


2014/06/12 追記
 フィルムAF機のMZ-3やMZ-Sを中古で仕入れて使う様になってからは、フィルム機に50mmを使う事が増えました。(フードは標準レンズ用に替えました)
 FA-LimitedやCarlZeissってなると気が引けるような時でも、このレンズなら気兼ねなくというのがいいですね。
 今でも売ってますが、次のディスコンは古いDAズームか、Limitedの無いFA単焦点だと思うし、一応の後継にあたるDA版、DA 50mmF1.8があるので、買うんだったら今の内だと思います。

2016/06/16 追記
 フルサイズ機「K-1」が発売されて2ヶ月近く。
 つうか値段上がってるし…。
 このレンズ、91年頃発売らしいのでとうとう四半世紀という言葉を使うほどの息の長いレンズになりました。
 基本的な光学系は1965年頃からのSuper-Takumar 50mm F1.4の7枚版(初期は6群8枚)から続いているので…半世紀以上変わっていません。
 今でも生き残っているのには、それなりの理由があります。
 先日曇り空の長谷寺でK-1に付けて使ってみたんですが、(デジカメinfoの記事にもありましたが)画質的には全然余裕。
 というかAPS-Cでは柔らかすぎる気がした開放付近の描写も、フルサイズならうっすらといい感じに…。
 高い解像力と、タクマー時代からのクラシックな描写を併せ持つ、コスパの高いレンズなんですね。

 来年以降の予定でDFAの大口径標準単が出るらしいですが、まずはこのレンズとFA35mmの近代化改修しちゃった方が良いんじゃないでしょうか。

2023/04/07 追記
 えー、とうとう生産完了となりました。ストアで確認したのは4月5日になります。
 これ本当にディスコンにして良いんでしょうか。FA35mmの様にHD化出来なかったんですかね…嫌な予感しかないwww
 2014年の追記でも「今の内」なんて書きましたが、つい最近にフォトヨドバシでもレビューされたばかりなのに、残念というか…軽いショック状態になりました。
 ヨドバシ.comのレビューを見ていたら、どうも最近のはピントリングにトルク感が出るような改良がされてるらしいので、その確認と記念的な意味を含めて1本ポチっておきました。
 2本目の購入日は2023年4月6日になります。
 届いて確認次第、また追記すると思います。

2023/04/08 追記
 2本目届いて確認しましたが、ピントリングのトルクが重くなってます。
 MFしやすくするための変更のようです。

投稿者: しらいし じゅん

趣味に奔る人ですε=ε=ε=┌(;゚∀゚)┘

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