個人的には、地震に備えることはいいと思うが、日本の地震予知は記事にあるとおりで特定の地域、特定の前兆かもしれない現象を捉えるだけのモノになっていた。
こんなでは他所での大規模な地震の予知に無理があるのは、阪神他、国内外の地震で解っていたことかなと思うんだけど。
これね、多分当時は東名辺りの地帯で巨大地震が起きた場合の被害の方がとんでもないから、優先的に東海への対策が取られた流れがそのまま固着してしまったからだったと思うんだ。
しかしそれも、阪神や新潟、あるいは北海道、スマトラなど、その後の大震災からの教訓から、全国的に地震対策の見直しを「真面目に」「迅速に」やっていれば、もう少し被害は減ったんじゃ無いかと思うんだ…。
はっきり言って昔から言われている事だけど、今の地震予知の確率が半分以下もないというのは、ある程度ニュースやら地震関連の特集等を見ている人なら、昔から散々言われてきている事だというのは知ってるはず。
だから、予知に頼るだけでは無い防災対策も必要になる。
過去の記録、文献、資料、地質調査等々を駆使すれば、予知は出来なくても今までにどれだけの被害が出たのかは推測できるはず。
推測できたはずなのに、想定外とされた原発を襲った津波。
これはなんだろうか。
今更言っても仕方が無い、自分も昔書いたとおり、設計の想定外の津波が来たんだから。
だけど、そういう津波が来るかもしれないという過去のデータがあったのに、なぜ軽視したのか。
やっぱり原発事故は人災なんだなと思う…。
結局、過去からの警鐘を軽んじたか否かで生死の分かれ目もあったわけだし、確率の低い地震予知から対応するよりも、地震とその次に来る津波そのものへの対策をもっと真剣に行う必要があると思う。それが被災地復興の前提条件だと思うんだけど。
…まてまてまてまてまて。
それって、どんだけの時間が掛かるんだ(‘A`)