【ソウル=黒田勝弘】中国や韓国との領土問題を「日本がまず侵略について反省すべき」とする日本の知識人の“反日声明”が韓国メディアで大々的に紹介されている。29日の各紙はほぼ全紙が社説でこれを取り上げ「自国の侵略主義を叱る日本の知性」(東亜日報)と大歓迎している。
声明はノーべル賞作家の大江健三郎氏や元長崎市長の本島等氏、月刊誌「世界」の編集長を務めた岡本厚氏など、反日的な主張で知られる左派や進歩派の知識人、文化人らを含む約1300人が「『領土問題』の悪循環を止めよう」と題し28日、東京で発表した。
日本ではさして注目されていないが、声明は尖閣諸島も竹島も過去の日本による侵略の歴史が背景にあるとして中韓の立場に理解を示している。領土紛争に伴う民族主義感情への批判や否定も主に日本に向けられていて、結果的に中国や韓国の反日民族主義を容認するものになっている。
また国際的な人気作家、村上春樹氏が領土問題に関し日本の朝日新聞(28日付朝刊)に寄稿した文章も韓国紙は1面トップ記事などで大きく報道している。
村上氏は、中国の反日暴動を機に日本人作家の作品など日本関係の書籍が規制され書店から消えたというニュースに「ショックを感じている」とし、「国境を越えて行き来するようになった多くの文化的成果」の往来を領土問題の「感情」でふさいではならない、と書いている。さらに「領土問題は実務的課題」として解決すべきで国民感情の領域に踏み込むのは危険だという。
どちらかというと中国を対象にした印象が強いが、韓国では「急速に右傾化する日本国内に向けたもの」(中央日報)とされ、先の“反日声明”とまとめて、日本での反省、自己批判として歓迎されている。
反省っていうのは、前大戦での反省?
竹島や尖閣は、反日・左翼の言う侵略戦争をする前から日本領だったと思いますが。
前大戦の反省やら戦後の賠償諸々は、もう散々やって来た。
第一、戦後処理で一旦は決まっていた事を勝手に反古にしたり、近くで資源が見付かってから領有権を主張し始めたりとか、焚き付けたのはどっちなんだ。
「領土問題の悪循環を止めよう」というのなら、国民感情に頼らず、事務的に政府間交渉をすれば良いだけのことなのは、普通の教養ある人はみんな知ってる。
日本だって取り返したい北方領土問題があるけど、デモは行っても平和的にやってたし、交渉相手がソ連からロシアになっても政府は働きかけていたし。これが普通なんだよ。
で、それをしなかったのはどっちだよ、と。
「領土紛争に伴う民族主義感情への批判や否定も主に日本に向けられている」ってあるけど、左寄りの教育を受けてきた自分達の世代としては、実際に民族主義感情なんて希薄なもんだった。
しかし、これを一気に吹き出させるような真似をして、言い訳だけで謝罪の1つも出来ない指導者の国に友愛だとか出来るわけがない。
村上氏の言う『「領土問題は実務的課題」として解決すべきで国民感情の領域に踏み込むのは危険』だという事には賛同したい。でもこれは、先ずは中韓が示すべきだよね?
何でこれを韓国紙は「急速に右傾化する日本国内に向けたもの」にしちゃうんだろうな。
ホント都合の良いようにしか解釈しようとしない…。
自分達の社屋に入るレストランのカレーより安いカレーを、野党の党首が食べただけで叩きまくる日本のマスコミのゴミ屑っぷりも酷いけど、韓国のマスコミも凄いわ…。