【よく知らない】日本のメディアは国家権力と闘ってきたのか?【けども】

特定秘密なアレのネタにこの記事を選んでみますた。
で、記事のタイトルな、日本のメディアは国家権力と戦ってきたか?と問われれば、
「?」ってな感じですね。
記事にある西山事件とウォーターゲート事件の違いからして、日本と欧米とでジャーナリストだとかジャーナリズムというモノの質の違いが見て取れる。
どちらかというと、日本は「官(国や自治体)にべったり」という印象で、それらは敗戦前の紙面なんかからも見て取れるわけで。
マスコミというのが元来、地域内で野良仕事も出来ない様な輩が始めた情報屋から発展してきたものであって、あんまり高貴な職業では無かった事は、どっかのTV番組(たしかNHK)でもやってたと思う。
元はそういう職業だからこそ、その精神・モラルを非常に高く持たなければ、決して欧米のまともなメディアの様にはなり得ないんだけど…。
なんかね、勘違いしているんだよね、そこんところ。
だから平気で常識外れな事をやってのける。
個人的には、「朝日新聞珊瑚記事捏造事件」は当時の自分には衝撃的な出来事だった。あれはもう絶対忘れないし、その後の慰安婦の件についても忘れない。
で、記事の冒頭にある朝日の批判だけの特集記事…読んではいないけども…。
web版の方でもなんか変な特集やってるし。
個人的に思う事だけど、日本人は情報管理に対する甘さが否めないわけです。欧米のそれと比べて。
多分に島国という地理的な民族性からかなと思うけど、アジア全般がそうかもしれんし、なんとも。
今も現行法でいろいろ対応出来る筈だけど、もすこしきちっと取り決めておかないとすぐ「なぁなぁ」になりやすいから、この手の法律はあった方がいいと思うんだ。
安全保障に関わる情報は、そらー公開したら困ることはあるでしょう。
自衛隊の装備の諸元、例えばイージス艦の本当の索敵範囲とか、潜水艦の本当の潜行能力とか…こういうのは防衛秘密になってるかもしれんけど、もしそんなのが知られたら、目も当てられない(ある程度は外観から推定できるんだろうけど)わけで。
それでも「悪い事」や「筋が通らない」ような事まで秘密にされるのも困るわけで、そこで意識の高いマスコミの出番になるワケですが、しっかり対応…要するに国家権力と戦う…ウォーターゲート事件の記者や新聞社の様にね…すれば、いいんだよってハナシなんだろうなと。
いまの国内のマスコミはそういう事が出来るんだろうか。
部数や視聴率(そして理由の無い威厳)ばかり大事にしているから、すぐに燃料棒取り出しの報道もしなくなっちゃう所からして駄目だコリャと思うんだけど。
(燃料棒の取り出し時にもし事故れば、本当にタイターの日本地図みたくなるほど重大な事案なんだけどね…さすがに毎日やれとは言わないが)

ただ、先にも書いたけどある程度は現行法で対応してきたので、強行採決するほど急ぐモノでは無いと思うし、その点に関しては疑問符が残りますね。