【戦場に身を置く】外務省、シリアで死亡の日本人ジャーナリスト 山本美香さんと確認【覚悟と勇気】

先ずは山本美香さんに、ご冥福をお祈り致します。
死ぬときもある事(本人曰く、それは大失敗なのだとか)を覚悟していないと絶対に行けない、戦場への取材。
今その場で起きていることを伝えるために、命を掛けて現地に行く覚悟とか勇気とか、なかなか真似できるものとは思えない。
もう前もって遺書とか書いておくものなのかな…。
ちょっと動画もあったのでみたけど…(次行はエグイかもなので伏字)
ボディーアーマー?は着込んでいた。腕の損傷が酷いけど致命傷とは考えにくい。下半身には失禁跡っぽいのがあるくらいで、銃撃された感じは無い。頭部は右側が見えないのではっきりとは判らないが、他にこれといったのが無いから、多分近い距離から頭を撃たれたのかもしれない
…せめてもの救いは顔が奇麗だった事かなと…(´・ω・`)
同僚の人曰く、政府軍らしいのが乱射してきて散り散りになって…のあと病院に行ったら…という事だったので、もしもしたら捕まって射殺された可能性もある。
しかし戦場ジャーナリストっていっても死にに行ってるわけではないから、出来る限り安全を確保しながらの行動はしていた筈だけど、戦場はどうしても突発的に何かが起きてしまう。
特に毎日3桁の死者が出るような今回のシリアの内戦で、アレッポは最激戦地の1つでかなり前から地元メディアでは何度も何度も名前が出ているほどの危険地帯。
そういえば、一昨年にタイでの反政府デモの取材中に、軍兵士から至近で撃たれて亡くなった長井健司さん村本博之さんの事を思い出した。
間違えました。長井健司さんは2007年のミャンマー・ヤンゴンです。謹んでお詫びいたします。
…デモと内戦ってことで少しシチュエーション違うけど、確か去年この件記事にしてた気がする。
個人的に暴動や内乱なんぞを取材する場合、政府側は周りでちょこまかと煩いレンズを目の敵にしてしまう事が多い。特に独裁色の強い政府だと。
今回も多分コレだと思う。
イラクで取材してたジャーナリストを敵と間違えて撃ち殺していくアパッチのガンカメラの映像も思い出される。
これはまたシチュエーションは違う。何処かの物陰からRPG-7やら携帯用対空ミサイルが飛んでくるか判らない様な緊張状態にあって、少しでも怪しい素振りを見せる者には容赦は出来ない。自分の命が掛かっているんだし。
うーん…しかし今回の件、敢えて言わせてもらえば、今さらシリア、しかも激戦地のアレッポに赴く必要はあったのかと言うこと。
死者をアレコレ言うのは野暮なんだけど、どうして今行ったのか…死んでしまうほどの大失敗をしてしまったのか…そういう意味でなんか悔やまれるというか…。
唯々残念で、唯々合掌するしかないんだよね(‐人‐)